バイメタルサーモスタットの旭計器株式会社

電圧と負荷の違いによる電流容量

マイクロスイッチ、トグルスイッチ、リレー(1~10A)等の場合の概念的な参考数値です。
AC125Vの時の電流容量を100%とした時の参考数値。及び抵抗負荷の時の電流容量を100%とした時の参考数値。

電圧 電流
AC 125V 100%
AC 250V 70%
(マイクロSW 60)
DC 24V 50%
DC 125V 5%
DC 24V [ Min. 50mA ]
負荷 電流
抵抗負荷
(COS φ = 1)
100%
誘導負荷
(COS φ = 0.4)
50%
(マイクロSW 60)
モーター・ランプ 15%
(マイクロSW 10)

負荷の突入電流

抵抗負荷を基準とした場合の概念的な参考数値です。

負荷 突入電流
白熱ランプ 10 ~ 15倍
0.3~0.4sec
水銀灯 3 ~ 4倍
3~5分
蛍光灯 3 ~ 4倍
2~7sec
モーター 5 ~ 10倍
0.2~5sec
ソレノイド 10 ~ 20倍
約 0.1 sec
マグネットリレー 3 ~ 10倍
0.02 ~ 0.04sec

金クロスバー接点品の電気定格

誘導負荷
負荷 AC定格 DC定格
抵抗負荷 AC 125V 0.5A
AC 50V 1A
DC 40V 0.5A
DC 24V 1A
[ Min. DC 5V 1mA ]
誘導負荷 AC 125V 0.2A
AC 24V 1A
DC 40V 0.2A
DC 10V 1A

寿命後の回路抵抗規格が、初期規格と同じ時

適用機種

サーモスタットの時定数(熱応答速度)

サーモスタットの熱応答性能は、時定数で比較評価できます。

時定数
試料を室温からある温度に移動させたときに、到達するまでに時間の遅れが発生します。
この室温とある温度の温度差の63.2%になるまでの時間が時定数(熱応答速度)です。
試験方法
  1. サーモスタットの動作時間から時定数を計算する方法

    熱板上にサーモスタットをのせて、一定加圧した状態で動作するまでの時間を測定する。
    測定後、下記の計算式にて熱応答時定数を求める。

    サーモスタットの動作時間から時定数を計算する方法 サーモスタットの動作時間から時定数を計算する方法
  2. 試験実装チャートから時定数を測定する方法 (バイメタル円板の温度)

    サーモスタットのカバー材質をアルミニウム t0.4mmからステンレスt0.25mmに変更した時の熱板での熱応答性試験
    条件:アルミ熱板温度 150℃、熱板とカバー間にグリス不使用(加圧、カバーの形状・接地面積、バイメタルの材質・形状、グリス有無により変わります。)

    熱板でのカバー材質による応答性の比較 温度追従特性グラフ

    試験実装チャートから時定数を測定する方法 (バイメタル円板の温度)

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