サーモスタットとは?
● サーモ・スタット [Thermo-stat] | |
サーモスタットは、「温度」や「熱」を表す”Thermo”と「一定にする」と言う意味の”Stat”との合成語です。 サーモは、英語発音であり、ドイツ語ではテルモまたはタームと読まれます。 |
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● 目 的 | |
(1)温度調節器 (コントローラ) ・・・ 一定の温度に保つ。 (2)温度過昇防止器 (リミッター / プロテクタ)・・・ 万一予定外の温度になったとき、熱源を切る。 (3)温度検出器 ・・・ 予定の温度になったとき知らせる。別な動作を行わせる。サーモスタットの主な使用目的は、上記のとおりです。 |
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● 旭のサーモスタットは ・・・ バイメタルサーモスタット | |
バイメタルで温度を感じ、接点を動作させて電気を開閉(ON・OFF)する温度スイッチです。温度をコントロール(制御)したり、測る (計測) 装置や素子には、色々な種類があります。 |
バイメタルの原理とは?
● バイ メタル [Bi metal] |
2つの金属(低膨張側 高膨張側)をローラーで圧延し1枚の板にする → バイメタル |
● 語 源 | バイ (Bi) は、2 と言う意味の接頭語、メタル (Metal) は、金属 です。 |
● 張り合わせ | 冷間圧延、熱間圧延等で圧着 (原子間結合) (接着剤は使わない) |
● 材 質 | 高膨張側は、鉄 (Fe) ニッケル (Ni) の合金に添加物程度に Cr , Mn , Mg ,等の金属が入っています。 低膨張側は、『インバー』 (Ni36-Fe) 要するに高側・低側共 主成分は「鉄・ニッケル」です。 |
● 温度を上げると反り、下げると逆反りします。 | |
● 動きを規制すると、規制した分だけ『カ』を発生する。 → サーモスタットでは、接点圧力をはねのける力となる。 |
サーモスタットの構造・仕組み US-622の動作 ON・OFF
バイメタルサーモスタットの種類・用途
● 種類・構造
積 層 型 | 部品を積み重ねてリベット止めした構造、ディファレンシャルが小さく温度可変型ができます。 |
スナップディスク型 | 樹脂又はセラミックケースの中に部品を組込み、カバーを掛けた構造。 ディファレンシャルは多少大きいが、ローコスト スナップディスクを使用し温度過昇防止に適します。 |
プロテクター型 | 電気回路の中にスナップディスクを組み込み、ケース・カバーを掛けた構造。 温度の他、電流も感知する。温度過昇防止/過電流防止用 |
● 用 途
家 庭 電 気 | 台所用品(ジャーポット、コーヒーメーカー、オーブン、ホットプレート、餅つき機等) 暖房器(電気ストーブ、電気アンカ、電気ごたつ、パネルヒーター、電気マット等) その他(アイロン、ヘアードライヤー、掃除機、ふとん乾燥機等) |
家 庭 用 品 | 便座、ウォシュレット、床暖房、バッテリー充電器等 |
ガ ス・石 油 | 風呂釜、給湯器、ファンヒーター、ストーブ等 |
そ の 他 | コピーマシン、自動販売機、自動車、モーターボート、マリンジェット等 |
産 業 設 備 | 工作機械、道路標識、溶接機等 |